合言葉は「気楽に適当に」グニラさんに学ぶ花のある暮らし
新緑が芽吹くこの季節。
散歩が気持ちいい気温になってきたのでいつもの公園にちょっと足を伸ばしてみると、あんなに満開だった桜の木には青々とした緑の葉を沢山芽吹かせ、愛らしい野花もたくさん咲いていました。
植物の活力に初夏を感じ沸き立つお花欲。
「暮らしの中に花がある生活って、きっととっても気持ちがいいのだろうな」と思いながらもどんな花瓶に何をいけるのか?水換えって大変そう、、、と
美しい花を楽しむことと怠惰なわたしの間にはそんなせめぎ合いがあるのです。
今年こそは花を飾ってみたいと思い立ち、はじめの一歩として
「北欧に学ぶ暮らすかたち」の取材でお世話になっている、グニラさんに花と楽しく暮らす秘訣をお伺いすることにしました。
花選びや組み合わせのコツ
グニラさんのお宅に何度かお邪魔させていただいていて、気になっていたのが食卓、出窓、玄関、キッチンなど様々な場所に自由に飾られた花たち。
くらすかたち編集部
とってもセンスよく飾られていますが、花を組み合わせるコツなどあるのでしょうか?
グニラさん
生活空間に花があると優しい気持ちになれる、気持ちを上げてくれるからこそ常に暮らしの一部として取り入れていたいの。
だからこそ良い意味での「適当さ」を大事にしていて、花を生けるのも、ちゃんとしなきゃと頑張りすぎると疲れてしまうし
続かなくなってしまうから、その日その時の気分に任せて楽しく、とにかく自由にいけてみるの。
お花は食品スーパーで、ときにはお散歩で摘んだ野花も…?
くらすかたち編集部
グニラさんはお花はどこで購入されていますか?わたし花屋さんってちょっと緊張しちゃって…
グニラさん
花屋さんにも行くけど近所のスーパーの花コーナーで食品の買い出しついでに買ったり、ときには買った花とミミ(愛犬)の散歩の途中で摘んできた野の花も合わせちゃうし、庭のハーブだってお料理に使った残りを一緒に生けちゃったりもする。
ルールなんてないのよ。
雑草だって、わたしにとっては雑な草ではなくて、可愛い野の花よ。
くらすかたち編集部
スーパーの花コーナーっていつも素通りしてしまっていました。
グニラさんの花瓶の中はそれぞれに個性があって、素朴な花との合わせにとても惹かれます。
この野花との組み合わせが、よりグニラさんらしさを感じる要素のひとつなんですね。
グニラさん
だからわたし、綺麗だと思うし反対ではないんだけど、生け花とか形が決まってるものは少し苦手なの。
決まりには習いたくなくて自由に生けたいの。
毎日飾っていたいものだから、高い材料費や月謝を払ってはちょっと違うかなって。
(以前の取材の写真を見て)たとえばこの菊なんか、日本だと仏壇に飾る花でしょう?
でも花は仏壇用に咲いている花ではないし、みんながダメだと思っても私だけが好きな花がある。
私にとっては一つのきれいな菊の花だから他の花と合わせて飾っているの。
くらすかたち編集部
仏花を飾る発想は目からウロコで、菊の花を見る目がかわりました。
確かに、仏花として飾っているのは日本の文化で、海外では日常に飾る花として認知されていることが多いみたいですね。
毎日飾るものだからこそ、形式にとらわれず、暮らしに負担にならない程度が大事なんですね。
花瓶は多めに用意しておくと花選びがより楽しく
花瓶のチョイスにこだわりなどありますか?
グニラさん
茎の長さや花の形によって選んべるように複数花瓶があるわ。
くらすかたち編集部
グニラさんのお家には、ざっと見渡してもいたるところに様々な形や大きさの花瓶が飾られていて、花瓶をいくつか持つことで、花選びのハードルもぐっと下がるのかもしれません。
この花瓶に何をいけよう?と考えるより好きな花買って後で花瓶決めよう!のほうがより好きな花をチョイスできそうですね。
花瓶の下に引いているクロスと花瓶の色合わせがとてもかわいらしく、花はナチュラルなチョイスですがどこか北欧の雰囲気を感じるスタイリングが印象的でした。
大切なことはたったひとつ…自由に花を楽しむこと
今回の取材を通してグニラさんのお花の楽しみ方を学び感じたことは、「飾りたい花をとにかく自由に飾ればいい」ということでした。
私自身が暮らしに花を取り入れることのハードルをあげていたんだなと新たな気づきとなり、優しい気持ちで花を眺めたくなりました。
そうと決まったら、いまから花屋に寄って好きな花を買って飾ってみるぞ!
次回、後編の記事はくらすかたち編集部でグニラさんから学んだ「気軽に草花を飾ってみる」を実践してみます。
火にかけてから 30 分でおいしいご飯 土鍋ごはんがうまい「伊賀焼 かまどさん」
「いかに飯をうまく食い、いかに酒をうまく呑むか」
そこに美味しいお米は欠かせない小さな島国とは思えないほど日本にはさまざまなカテゴリーの美味しいものが溢れていますが、食卓には今も変わらず、主食としてお米が出てきます。ずっと食べてきたからなのか、体が必要としているからなのか。毎日食べても飽きないのはなぜでしょうか。「今日、何食べようかな」疲れと時間に追われて準備が面倒な時も、栄養や健康よりも趣向や惰性に振り回される時でも、あれ食べたいこれ食べたいを考える時間は、なんとも幸せなひとときです。想像しただけで料理が出てきたらいいのにと思いながら渋々台所に向かう日も、手間のかかるものをゆっくり作りたい日も、変わりばんこに入れ替わるその日の気分に合わせて料理を進めていきます。暮らしの流れに組み込まれている「食べる」は生きるため。栄養を業務的に口に入れるだけでも成り立つのでしょう。それでも同じ「食べる」なら、身体も心も元気にしてくれる食材で、味や見た目はおいしく、食事の時間を楽しみたい。長谷園のものづくりのもとになっている「いかに飯をうまく食い、いかに酒をうまく呑むか」は死ぬまでそう思っていたいと思います。旅館のような美味しいごはんを家でも炊けると知ってから土鍋を使うようになりましたが、お腹が空いている時に炊飯器の長い炊き上がりを待ちたくないと思っていた自分にはぴったり。炊飯器の設置場所や、ついつい保温しっぱなしの電気代のことを考えても、炊飯器なしの生活が合っているようです。そしてこれだけ家電が進化しても、今でも炊飯器は「かまどや土鍋のような」炊き上がりを目指し、「おひつに入れたような」保温を目指しているといったキャッチコピーを電気屋さんで目にすると、「土鍋を使ってお米を炊く」ことは、「毎日美味しいご飯を食べたい」と思っている自分の正解にも辿りついているのだと思っています。
かまどさんなら、ふっくらもちもち
日本のお米がもっとおいしい
見た目からもなんだか美味しく炊けそうなかまどさん。かまどさんで炊くと、日本のお米の良さが引き出されていると感じます。かまどさんの材料である伊賀の粗土はおひつのように呼吸するのでベタつかず、ちょうど良い水分量を保ったもちもちとした食感のご飯ができます。炊き上がりに蓋を開けると、つやつやでふかふかで。「ああ今回も美味しそう」って、単純に心が躍るというか、美味しそうなご飯を嬉しいと思える事に感謝したくなるというか、ご飯を楽しめている事に、自分のささやかな暮らしが満たされるような気持ちになります。お茶碗一杯のご飯が美味しいと、主菜も副菜も進み、日々の食事を充実させたくなり、身体をつくってくれる食事に興味を持って料理できる日が増えるように思います。自分自身で自分を豊かにしている体感に嬉しさを感じています。
伊賀の土が
土鍋に良い理由
炊飯用の鍋を調べると土鍋に辿り着き、そして伊賀土の土鍋に辿り着きます。理由は伊賀の土にあります。昔、琵琶湖の底に沈んでいた伊賀市の土には、何百年も前に生息していた植物などが有機物として配合されています。この有機物は土鍋をつくる過程で、高温の焼き上げの中で発泡し、陶土の中は気泡だらけに。その気泡のおかげで、一度火の熱を蓄熱してから伝えるような構造を作り出し、一気に火を通すことで料理が美味しくなるのです。火からおろしても冷めにくく、弱火でコトコト煮込んでいるように、じっくりしっかり熱を伝えることもできます。強い火力で、一気に蓄えた熱でお米を炊き上げて、そのままじんわりあったかく蒸らすことができる。どんな鍋でもある程度美味しくお米を炊くことはできますが、この特徴を持っていて、土鍋にできるほどの耐火度を持っている日本の陶土は、伊賀の土だけなんだそう。つまり伊賀の土を使ってつくられた鍋にしか、お米をここまで美味しく炊くことができないのだと思います。鍋底に火がよく当たるようにカンナで削ったり、持ち手をつけたり、釉薬をつけるなどの工程は人の手でひとつひとつ丁寧に行われています。釉薬には遠赤外線効果の高いものを使用することで、お米の芯まで火が通り、ふっくらとしたご飯の炊き上がりをサポートしています。
火にかけてから 30 分でおいしいご飯
かまどさん基本の炊き方
まずはボウルで優しくお米を研ぎ、4 ~ 5 回程度水が綺麗になるまで繰り返します。ザルにうつして 5 分、水をきります。そのあとお米に浸水させます。20 分ほどの浸水時間でしたら、かまどさんに入れて浸水させます。20 分以上の浸水は土鍋の特性上、割れやヒビが入りやすくなる原因になりますのでおすすめできませ ん。出かけている間に浸水させておきたいときなど 30 分以上浸けるときには、研いだボウルに戻して浸水して下さいね。お米をいれたらふたをセットします。ふたの付け方ですが、中ふたの穴の位置と、外ふたの穴の位置が直角になるようにすることで、お米にほどよい圧がかかるようにできています。何も考えずに忘れてセットした時も吹きこぼれることなく炊き上がりましたが、少しだけ時間がかかりました。直角にセット、ぜひ忘れずに。ふたがセットできたら火をつけていきます。色の違う底部分の半分くらいの高さに来るように中強火~強火 に設定します。3 合炊きは 13 分。消し忘れないようにタイマーをセットしておきますが、蓋の穴から煙がヒ ューっと出てくるのが 12 分頃。ぽっぽっと短い蒸気のあと、少しするとひゅ~っと勢いよく長めの蒸気が噴 き出してから 1 ~ 2 分後が火の消しどきです。3 合の規定の水量通りに入れればほぼ時間通りに炊き上がりますので、タイマー通りで問題ないと思いますが、蒸気の様子も見てみておくといいです。慣れてくると、だいたいお米よりも 1cm 位上にくるような水の入れ方をしたり、研いだ後に浸水した時間の長さやお米が吸った水の量でも炊き上がりの時間に多少のずれが出ることがあります。炊き込みご飯なども時間が変わってきますので、時間通りに炊けないかもしれないと思う時には、蒸気を頼りにタイミングをみることが大切です。炊き上がり火を切ったらそのまま 20 分蒸らします。つやつやでふかふかの炊き立てご飯の完成です!
ご飯もおかずも美味しく作れる
色々使える万能鍋です
玄米ご飯におかゆやリゾット、お米をさまざまな方法で調理することができるだけでなく、鍋物、煮物にも使うことができます。ぜひご飯を炊く以外にも、鍋としてお使いください。3 合の大きさがあると常備菜や煮物に使いやすく、鍋なら 2 人前にちょうど良いサイズ感です。かまどさんならではの蓄熱効果で予熱調理がで
きますよ。かまどさんの土鍋の内側には広めのふちがあります。内ふたが乗る場所なのですが、煮物や汁物をよそうときに水気を切りやすく、とてもすくいやすいです。ちなみに炊飯以外で使用するときには、内ふたは使わなくて大丈夫です。
炊飯器がなくても気楽に、簡単に。
かまどさんは「火加減いらず、吹きこぼれなし」
「火加減いらず、吹きこぼれなし」って本当に気楽です。慣れは必要ですが、炊き方にコツなし。簡単です。誰でも上手に炊けると言うのは大袈裟ではないのです。これまでは火加減の調整を 1 回もしくは 2 回ほ ど。吹きこぼれそうな予感はするけれども、ちょっと覗くと水分の多さを見ればまだまだの様子。吹きこぼ れる手前に弱火にしようと見張るのに一瞬の隙に吹きこぼれ、ガスコンロと五徳を拭くことになるのです。 長年鍋でお米を炊いてきたので、これはもうつきもの、仕方のないことだと慣れっこでした。かまどさんは 火加減は強火だけ、強火だけなので炊き上がりまであっという間。なのに吹きこぼれないって凄いの一言。 炊飯専用に開発された土鍋ってこういうことなのかと納得です。火加減の調整と吹きこぼれから解放されて はじめて、あれはプチストレスだったと今になり思っています。
なぜ「火加減なし、ふきこぼれなし」なのか
かまどさんの大きな特徴である二重のふた。丸みのある外ふたと、土鍋に密着する内ふたです。炊飯用の土 鍋はいくつもありますが、ふたが 2 つある土鍋は珍しいと思います。二重になっていることで圧力鍋の役割を 果たし、吹きこぼれを防いでくれる仕組みになっています。
底の直火が当たる土色の部分はとても分厚いつくりになっています。蓄熱と耐熱力のある伊賀の土だからできることですが、強火のまま火を当て続けることで、短い時間に熱をしっかり蓄えて、弱火でも中火でもない強火の火力を一気にお米に伝えてくれます。こちらが火加減を調整しなくとも、おいしいご飯が炊き上がるというわけです。
3合炊きは3合炊き
大きさや重さに思うこと
かまどさんは横より縦に少し背の高い、円形に近い形をしています。そういう形なので 3 合炊きでも 5 合分入 ります。入るなら炊けるのではないか、と試しに 5 合炊いてみました。結論、吹きこぼれも火加減の調節もな く、同じように美味しく炊けます。ただやはり容量オーバーなので炊き上がるのに時間がかかり、その分火 の当たる時間が長くなるからなのか、何度か試しましたが焦付きができてしまいました。焦げついてしまう と重曹を入れ沸騰させての落とさなければなりません。綺麗に落ちるまで 3 回もかかったあげく、重曹で綺 麗にしたあとはもう一度目止めをする必要もあり、なかなか大変でした。2 合や 1 合でも試してみましたが、 当たり前なのですが 3 合よりもはやく炊き上がるので、蒸気を見てタイミングよく火を止めることで、焦げ 付かず美味しく炊くことができました。でも 3合炊きは 3合炊き。素直に 3合炊くのが確実だと思います。
かまどさん 3 合用の重さは 4kg ほど、普段、鋳物鍋を使っているので重さには慣れていると思っていますが、土鍋部分を洗う時、持ち上げる時にはやっぱり重いです。お米を入れるともっと重くなりますので、コ ンロにかまどさんを置いてから、お米を入れるようにしています。
ちょっとの手間もすぐに慣れます
お手入れの仕方
お手入れの内容に難しいことはありません。最初にお家で使う前にしてほしいことが 1 つ、日々炊く前に確認 してほしいことが 1 つ、使った後にしてほしいことが 1 つ、覚えてしまえば簡単です。何十年と使える道具で す。お手入れをして長く使っていきましょう。最初にお家でしてほしいこと。それは目止めです。目止めとは、お米のでんぷんで鍋底を割れにくくする土 鍋に必要なコーティングのような工程です。8 分目ほどに入れた水もしくはお湯に、だいたいお茶碗一杯分程 度のご飯を入れて、おかゆ状になるまで火をかけていきます。1 時間ほど放置したら、ご飯を取り出し、水で さっと流します。そのまま使うとひび割れしやすくなってしまうので、完全に乾かしてから使ってくださ い。これで準備OKです。次に、日々使う前に確認してほしいこと。ガスコンロに接する底部分は、必ず水滴を拭き取って使ってください。割れの原因になってしまいます。水滴を拭き取った状態であれば問題ありません。ただ先ほどお伝えした通り、乾燥していない状態で使うとひび割れの原因になるため、完全に乾いている状態が一番良いです。
ご飯を炊いた後は、お米のでんぷん質につけ置きしたくなるかもしれませんが、通常通りに炊けている場合、水につけ置いてふやかすことをしなくとも、 汚れが取れにくいと感じたことはありません。強い焦げ付きではない限り、するっと落ちてくれます。
カビ やすいだけでなく目詰まりもしやすいため、つけ置きには向いていません。すぐに洗うことをおすすめしています。強い焦げ付きの場合はどうするのかというと、7 分目ほどの水に重曹を大匙 1 ~ 2 杯いれて、沸騰させ焦げを浮かせます。しばらく経ったら、木べらで軽く焦げを擦ったり、洗うと焦げが落ちてくれます。落ちないようであれば何回か繰り返してください。ちゃんと綺麗に落ちますよ。重曹を使ったあとは必ず、初めに行った目止めの作業を行なってくださいね。
最後に、使って洗った後は、完全に乾かしてください。中蓋の上に土鍋を重ねるようにすると風通しよく乾かすことができます。土鍋は一番乾かしたい底部分を上にしてください。カビやすいため箱や戸棚にはしまわずに、ラックに置くなどして、風通しの悪い場所への収納はお控えください。
割れたらおしまい?
パーツを買い足せばずっと使えます
長谷園のいいところは使い手目線であること。土鍋をパーツで購入できるって便利だと思いませんか。割れたから捨てる、使わなくなる、ではなく、取り替える必要のあるものは交換し、また手入れをしながら大事に使っていけるものを選択して大事にしていきたいと思っています。
記事で紹介した商品『永谷園かまどさん』は下記の店舗で取り扱っています。
かんたんミモザのリースづくり。そろそろミモザが咲き終わる4月です。
立春を過ぎた頃から春の訪れを告げるように咲き始める黄色いポンポンがなんとも愛らしいミモザ。日差しが暖かくなるとともに無彩色の冬から色を取り戻すように黄色の面積を広げ、ふわふわのもりもりに。
全身で「春がやってきたよー!」とお知らせしてくれているようで私はこの花が大好きです。アトリエには立派なミモザが咲いているので、事務所のあちらこちらで眺めてはうっとり仕事の手がとまることもしばしば、、、。もっと長らく見ていたいけど、とうとう今年も見納めのようです。
来年も綺麗に花を咲かせてもらうため剪定が必須なのですが、せっかく残ってる花を余すことなく最後まで楽しむためにスタッフみんなでミモザのリースのワークショップを行ってみることに!
さて、張り切って準備といきたいところですが、みんなリース作り初心者なのでまずはランチをしながら動画で勉強会。パスパス切っては重ねていく出際の良いフローリストさんを見て「なんかわたしたちにもできる気がする!」と自信をもっていざチャレンジ!
手始めに必要なものを準備
・ミモザ(お好きなだけ)
・リースの土台(今回は直径20cmと25cmを使用)
・花ばさみ
・ワイヤー
・麻ひも(リースを飾るため)
①手のひらサイズ15センチ程で枝をカット。
このとき、花とグリーンでだいたい分けておくとリースの全体のバランスが組みやすいです。
②長いワイヤーは段ボールの切れ端などにぐるぐると巻きつけておきましょう。
(point) リースの中を通すので小ぶりの方が便利です。
③いざ!切り分けたミモザ2〜3束をバランスを見て葉と組み合わせながら②のワイヤーでぐるぐるとリースの土台に巻き付けていきます。これを時計回りに葉の向きを揃えながら繰り返し行います。
(point) ミモザは乾燥するとギュッと縮んでボリュームダウンするのでたっぷりと使って、完成の想像図よりモサモサにしていきます。
④一周したら巻き始めに合わせて巻き終わりもぐるぐる。
全体のバランスを見てスカスカな部分に花や葉を刺していきます。
⑤麻紐を通して飾る用のわっかを作ります。
(point) たまたま手元に素敵な布があったので、ビリビリっと割いて結んでみるとたちまち可愛いリボンに。お好きなアイテムで装飾するとより愛着がわくこと間違いなしです。
⑥全体の形を丸くなるように手で整えたら完成!
花も終わりかけで少々グリーンが多くなりましたが「初夏を感じるこの時期には爽やかでいいよね」なんてワイワイできるのもワークショップの醍醐味ですよね。
次回はユーカリなどと組み合わせてみようかななんて来年の春にまた一つ楽しみが増えました。
「さてどこに飾ろうかな。」
春は想像よりとても短いですから。ぜひあなただけのリースを作って存分に春を満喫してみてくださいね。
桜始開はおうちで桜を楽もう。すり鉢で桜アイスクリームを作ってみました!
桜のアイスクリームのお手軽レシピ
春らしい陽気が続きますね!
今日は七十二候の「桜始開 (さくらはじめてひらく)」にあたりますが、こちらではもう今週末くらいかな?満開の見頃を迎えそうです。
桜といえば見るだけでなく食べて楽しもうということで、桜の塩漬けを使った桜アイスを作ってみました。
といっても桜の塩漬けを市販のアイスクリーム(今回はレディーボーデン)に混ぜるだけ、とお手軽レシピでアイス専門店のような本格的な味に仕上がります!
桜の漬けを1時間ほど塩抜きをして、すり鉢でペースト状にします。
アイスクリームをひとすくい加えてペースト状にしていきます。
すり鉢ですると包丁で刻むよりもなめらかな仕上がりになるし、食材がすべらず混ぜられるのでポイントなんです。
ペーストができたらさらにアイスクリームを加えて混ぜて、すり鉢のまま冷凍庫で冷やせばでき上がり。
そのまますり鉢ひとつでできちゃうので楽チンですね。
桜の塩漬けがアイスの甘さを引き立てて、口にふわっと春の風味が広がります。
そんなちょっぴり大人味な桜アイスクリーム。
境田亜希さんのデザートカップに盛り付けると和カフェで食べるようなどこかレトロな雰囲気に。
ほんのりルビーレッドなガラスとさくら色が相まってグッと春らしさを引き立てます。
記事で紹介した商品『はなかげデザートカップ』は下記の店舗で取り扱っています。
3月3日は桃の節句。 桃にちなんで「桃太郎」はいかがでしょうか?
日本ではもっともメジャーな昔話ですが、ざっくり内容をおさらいしてみたいと思います。
桃から生まれた「桃太郎」が、おじいさんとおばあさんに育てられ成長し、やがて鬼退治へと出かけていく物語です。一般的な話(鬼退治に成功して鬼の財宝を持って帰還する)は明治時代から語り継がれているそうです。
♪桃太郎さん、桃太郎さん、お腰につけたきび団子、ひとつわたしにくださいな
♪やりましょう、やりましょう、これから鬼のせいばいに、ついて行くならやりましょう
なつかしいですね。子供の頃、お遊戯会などで劇を演じた人も多いのではないでしょうか?口ずさんでみれば、桃太郎が犬やキジ、猿をひき連れて春風が吹く中、鬼ヶ島へ続く道を颯爽と歩く姿が思い浮かびます。
今回はMiller Goodman(ミラーグッドマン)の積み木をつかって登場人物、動物などをつくり、ひとコマずつ少しずつ動かして撮影するいわゆるストップモーションで桃太郎の物語をつくってみました。
ブロックだけでどれだけ表現できるのか、いささか未知の挑戦で不安でしたが、つくりはじめてみると…ほうほう!いいねえ!これは面白い!ここも積み木でつくってみよう!と、気がついたら夢中で積み木を並べている大人たちがいました。
使用したMiller Goodmanの木製ブロックは、イギリスの南海岸にあるブライトンで活動するZoe Miller(デザイナー ゾーイ・ミラー)とDavid Goodman(デイヴィッド・グッドマン)のデザインチームによってつくられたブロック玩具です。
今回は、Shape Maker(シェイプメーカー)とPlay Shapes(プレイシェイプ)の2種類のブロックセットを用いて撮影しています。
ShapeMakerは、4cm角の木製キューブが25個からなります。一つの立方体の面(6面)の柄が一面ずつ異なっていて、その組み合わせを変えることで人の顔や動物、風景などをつくって遊びます。縦横に積み上げて積み木のインテリアとしても楽しめますよ。動画の中にふたつのShape Maker(シェイプメーカー)を使ったキャラクターがいますので探してみてくださいね。
かわってPlay Shapes(プレイシェイプ)は、74個の様々なかたちのブロックを組み合わせて楽しむ玩具です。立たせて立体的空間デザインをつくってもよし、ドミノのパーツとして並べて倒してみたり、遊び方は無限大です!付属の布袋がついているので遊び終わったあと、箱の中に入れなおすことなく、さっと片付けられるのが嬉しいですね。
たまには童心に帰って自分だけの作品づくりに没頭してみるのも、いとをかし。
今度は浦島太郎に挑戦してみようかしら♪
記事で紹介した商品『Miller Goodman』は下記の店舗で取り扱っています。
ひな人形、飾ってますか??親の私も気分があがるひな祭り
立春を過ぎた大安に飾るとよいとされるので、私の家では2月5日の大安(ばっちり!)から見守っていただいてます♪
オルゴール付きでネジを回すとひな祭りの歌が流れるのですが、娘が気に入って何度も聞いて踊ってはネジをまわしていますので、お雛さまたちも楽しそうに見えるんです。
ごちそうが食べられる!
子どもの頃の名残りで親の私も気分があがるのがひな祭り🎎
エビやレンコン、いくら、錦糸卵が散りばめられたちらし寿司、はまぐりのお吸物が食卓に でると気分は今日の主役です!
さらに波佐見焼「OKUIZOME」のお膳食器に盛り付ければ特別感が増し、ひな祭りムードが 引き立ちます。波佐見焼の優しい風合いが料理の彩りを邪魔しないので集中して食事がで きますね。
たくさん食べて大きくな〜れ!
記事で紹介した商品「OKUIZOME」は下記の店舗で取り扱っています。
2月22日は猫の日。季節の変わり目はお部屋でゆっくりとブラッシングマッサージ。
にゃん、にゃん、にゃん。
もうすっかり定着してますね。
そう、2月22日は「ねこの日」です。
ねこちゃんはグルーミング(毛づくろい)が大好きです!
グルーミングを行うとねこちゃん自身の健康管理だけでなく、毛をすくって体温調整にもなります。ブラシを使ってグルーミングによるスキンシップを取ることでお互いのコミュニケーションを図ることができると考えられているそうです。
ドイツレデッカー社のキャットブラシは、握ると手にしっくりと馴染むブラシであることに気づきます。ハンドメイドで作られた天然木の柄だから優しい握りごこち、というだけでなく、軽くてやや小さめのサイズ感もあいまってよくできています。
実はキャットブラシといいながら、このブラシの原型は幼児用のヘアブラシが元になっているんですよ。幼児用ヘアブラシのボディをそのまま流用しているため、大人の手で握って子供の髪をとかしやすいサイズ感に、取り回しよく感じるのですね。
もちろん植毛は猫の毛にあわせて、やや柔らかめのコシの豚毛を選んでいるのでヘアブラシのそれとは異なり、だけどいわゆる金属製のスリッカーブラシとはブラッシングする方向も肌当たりもぜんぜん違うんですね。
日常で使うヘアブラシのかたちが、やさしいグルーミングにはうってつけなのでしょう。手でなでているのとおなじ感触がねこちゃんにも伝わるのか、実際、ほかのブラシでは嫌がってブラッシングさせてくれないねこちゃんもこのブラシだとゴロゴロと喉を鳴らして、気持ちよさそうにグルーミングさせてくれるのですよね。
ねこちゃんのリラックスしたゴロゴロ声、聞きたいです~。
その声、その表情をもらったら、私はもう何もいらないですっ
エキゾチックショートヘアの猫ちゃんの写真は @niwatoriccoco さんから、はぐり(HAGURI)ちゃんの写真をお借りしています。ありがとうございます!
とっても気持ち良さそうで、可愛いですね。
記事で紹介した商品『レデッカーキャットブラシ』は下記の店舗で取り扱っています。
天候によって結晶が変化する不思議なストームグラス Tempo Drop
今月4日に関東では春一番が吹きました。
去年より18日も早い発表となり、観測史上もっとも早い記録として更新されたそうです!
家のビオラも昨年の9月に種を蒔いたものがようやく小さな花を咲かせ、待ってました!と連日のポカポカ陽気を喜んでいるようです。
さて、2月18日は二十四節気の雨水(うすい)。
雪や氷が解けて水となり、雪に代わって雨が降りはじめるころ、という意味があります。
今回はそんな雨水という言葉にちなんで水の滴りやしずくを連想しましたので、Tempo Drop(テンポドロップ)を飾ってみました。
これは天気によって中の結晶の形態が変わる不思議なインテリアオブジェです。かたちがコロンとしていてかわいいので贈り物にも最適ですね。
結晶化現象はくわしく解明されていませんが、気象状況によって状態が変わると言われています。
晴れの日
結晶が沈んで、液体が透明になる。
雨の日
小さな結晶がたくさん浮遊する。
嵐の日
液体の表面に大きな葉っぱの形の結晶ができる。
その他
とても暑い日には澄み切った液体になり、逆に雪の日や寒い日には結晶が高い位置まで積もり、液体が白濁する。
何かを「観察」するの、何十年ぶりだろう。変化を目にしたときのワクワク感が蘇ってきますね♪
このTempo Dropは、17世紀のヨーロッパで航海の際に使われた「ストームグラス」を元につくられました。ストームグラスはとても古くからある気象観測機器です。もっとも、船に乗ることを仕事にしていた人々などは、天気をできるだけ正確に予想しなければ命の危険さえあるので、現在のようにテレビやスマホですぐに天気予報がわからなかった時代には大変重要なものだったんですね。
そういえば、幼い時に遊んだ「靴飛ばし」。これで私たちも天気の予想をしてたなあ、とふいに思い出しました。
「あ~した 天気に な~あれ!」
その掛け声とともに靴を飛ばして、靴が表側なら晴れ、裏側なら雨になる。
子供だって雨では外で思いっきり遊べないのが嫌なので、裏側になっちゃったからもう一回!と、表側になるまで何度も靴を蹴って遊んだなあ。次の日が本当に晴れると予想的中!とても嬉しかったのを覚えています。
Tempo Dropの観察は、新しい発見を得ただけでなく、忘れかけていたなつかしい思い出も振り返ることができました。
記事で紹介した商品『Tempo Drop』は下記の店舗で取り扱っています。
最近のサツマイモったら焼き芋にすると、まるでスイーツみたいですね。
ストーブの、オレンジ色の灯りは体だけでなく心も温まります。
寒いのは苦手ですが、嫌いじゃありません。寒いときの過ごし方を考えるとなんだかわくわくしますね。
ストーブの上には、乾燥して少し甘みが増したさつまいもをお鍋に入れて自家製の焼き芋を楽しみましょう。
ねっとりと甘いさつまいもをハフハフしながら食べるのがこの時期の醍醐味ですね。
そういえば子供の頃、冬になると「い~しや~きいも~♪焼き芋~♪」と石焼き芋屋さんの歌声が響いていたのを思い出します。
いまでは石焼き芋機械がスーパーに置いてあって通年で買えるようになりました。流れている愉快でポップな曲を聞くと、思わずつられて口ずさんでしまうんですよ。
でき上がるまでもう少しの辛抱。甘酒をすすりながらストーブの揺らめく炎を見つめて待つとしましょう。
今回は加熱すると蜜がとろ~りと流れ出る茨城名産「紅はるか」なので、鉄鍋に入れて少し蒸し焼きに。
1.クッキングペーパーを敷いてお水を少々。
2.蓋をしてしてストーブに乗せてあとは待つだけ。たまにひっくり返します。
3.部屋中に甘~い香りが充満したらもうすぐできあがり。
4.最後にクッキングペーパーを外して焦げ目をつける。蜜ですぐに焦げるのね。
春の七草粥。土鍋「かまどさん」で炊いたらとっても時短だった。
御用始めから寒さがより一層増した気がします。
暦の上では1月20日が大寒ですが、これ以上の寒さがきたら耐えられるのだろうか、と心が折れそうな今日このごろです。
(振り返ると昨年もその前の年もこの頃になると毎年恒例の発言をしてるなあと思うのです)
さて、今日は1月7日、七草粥を食べると一年の健康と無病息災でいられる等々、昔から言われています。起源は諸説ありますが、鎌倉時代にまでさかのぼるとされています。
春の七草とは、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろを総称したもので、古来から春を呼ぶ野草として親しまれてきました。
なずなは別名ぺんぺん草。ぺんぺん草と言えば公園や道端でよく見かける植物です。茎を持って回すと太鼓のような音がなるあれです。子供の頃よく遊びました。
ちなみにすずなはカブ、すずしろは大根のことです。カブや大根と聞くと、ぐっと親近感が湧きますね。
春の七草の覚え方は、短歌の5.7.5.7.7でテンポよく♪
せり・なずな
ごぎょう・はこべら・ほとけのざ
すずな・すずしろ
はるのななくさ
緑黄野菜の一種でもある七草は、野菜不足になりがちな冬場の貴重な栄養源として、また正月で疲れた胃の消化を助け、心身共に温まる調和のとれた健康食材として現在も高く評価されています。
私も先人の知恵を借りて七草粥を食べよう!そう思って七草粥キットを購入して作ってみました。
お気入りの土鍋を使って、キットの裏面に書いてあるレシピを見ながらクッキング開始です。
お米を洗って土鍋に入れだし汁を投入。レシピには昆布だしと書いてありましたが、アレンジ好きの私はあえての鶏ガラを入れました。
土鍋でお粥を炊いてる間に七草の準備。水でよく洗い、さっと湯通しします。
七草を子供の頃以来?いや、まじまじと目にしたのは始めてかもしれません。
ひょろひょろしてるものや葉の表面が白っぽいもの、どの草も個性たっぷりで可愛らしいのです。
湯通して細かく刻んだ七草は、癖があるといえばそれまでですが、春の早朝、新緑が生える原生林にいるような青々とした良い香りがします。
鮮やかな緑に生まれ変わった七草たちをふつふつと炊けたお粥の中に入れて出来上がり。
さて一口、うん!うまい!うまい!うまい!
寒さに耐えながら暖かい春を待つ植物の青々とした七草は、お粥と合わさってとても優しい味でした。
お正月の暴飲暴食で疲れ切った胃腸や、厳しい寒さも七草粥のおかげで回復して乗り切れそうです。
ごちそうさまでした!