今月4日に関東では春一番が吹きました。
去年より18日も早い発表となり、観測史上もっとも早い記録として更新されたそうです!
家のビオラも昨年の9月に種を蒔いたものがようやく小さな花を咲かせ、待ってました!と連日のポカポカ陽気を喜んでいるようです。
さて、2月18日は二十四節気の雨水(うすい)。
雪や氷が解けて水となり、雪に代わって雨が降りはじめるころ、という意味があります。
今回はそんな雨水という言葉にちなんで水の滴りやしずくを連想しましたので、Tempo Drop(テンポドロップ)を飾ってみました。
これは天気によって中の結晶の形態が変わる不思議なインテリアオブジェです。かたちがコロンとしていてかわいいので贈り物にも最適ですね。
結晶化現象はくわしく解明されていませんが、気象状況によって状態が変わると言われています。
晴れの日
結晶が沈んで、液体が透明になる。
雨の日
小さな結晶がたくさん浮遊する。
嵐の日
液体の表面に大きな葉っぱの形の結晶ができる。
その他
とても暑い日には澄み切った液体になり、逆に雪の日や寒い日には結晶が高い位置まで積もり、液体が白濁する。
何かを「観察」するの、何十年ぶりだろう。変化を目にしたときのワクワク感が蘇ってきますね♪
このTempo Dropは、17世紀のヨーロッパで航海の際に使われた「ストームグラス」を元につくられました。ストームグラスはとても古くからある気象観測機器です。もっとも、船に乗ることを仕事にしていた人々などは、天気をできるだけ正確に予想しなければ命の危険さえあるので、現在のようにテレビやスマホですぐに天気予報がわからなかった時代には大変重要なものだったんですね。
そういえば、幼い時に遊んだ「靴飛ばし」。これで私たちも天気の予想をしてたなあ、とふいに思い出しました。
「あ~した 天気に な~あれ!」
その掛け声とともに靴を飛ばして、靴が表側なら晴れ、裏側なら雨になる。
子供だって雨では外で思いっきり遊べないのが嫌なので、裏側になっちゃったからもう一回!と、表側になるまで何度も靴を蹴って遊んだなあ。次の日が本当に晴れると予想的中!とても嬉しかったのを覚えています。
Tempo Dropの観察は、新しい発見を得ただけでなく、忘れかけていたなつかしい思い出も振り返ることができました。