桜始開はおうちで桜を楽もう。すり鉢で桜アイスクリームを作ってみました!
桜のアイスクリームのお手軽レシピ
春らしい陽気が続きますね!
今日は七十二候の「桜始開 (さくらはじめてひらく)」にあたりますが、こちらではもう今週末くらいかな?満開の見頃を迎えそうです。
桜といえば見るだけでなく食べて楽しもうということで、桜の塩漬けを使った桜アイスを作ってみました。
といっても桜の塩漬けを市販のアイスクリーム(今回はレディーボーデン)に混ぜるだけ、とお手軽レシピでアイス専門店のような本格的な味に仕上がります!
桜の漬けを1時間ほど塩抜きをして、すり鉢でペースト状にします。
アイスクリームをひとすくい加えてペースト状にしていきます。
すり鉢ですると包丁で刻むよりもなめらかな仕上がりになるし、食材がすべらず混ぜられるのでポイントなんです。
ペーストができたらさらにアイスクリームを加えて混ぜて、すり鉢のまま冷凍庫で冷やせばでき上がり。
そのまますり鉢ひとつでできちゃうので楽チンですね。
桜の塩漬けがアイスの甘さを引き立てて、口にふわっと春の風味が広がります。
そんなちょっぴり大人味な桜アイスクリーム。
境田亜希さんのデザートカップに盛り付けると和カフェで食べるようなどこかレトロな雰囲気に。
ほんのりルビーレッドなガラスとさくら色が相まってグッと春らしさを引き立てます。
記事で紹介した商品『はなかげデザートカップ』は下記の店舗で取り扱っています。
最近のサツマイモったら焼き芋にすると、まるでスイーツみたいですね。
ストーブの、オレンジ色の灯りは体だけでなく心も温まります。
寒いのは苦手ですが、嫌いじゃありません。寒いときの過ごし方を考えるとなんだかわくわくしますね。
ストーブの上には、乾燥して少し甘みが増したさつまいもをお鍋に入れて自家製の焼き芋を楽しみましょう。
ねっとりと甘いさつまいもをハフハフしながら食べるのがこの時期の醍醐味ですね。
そういえば子供の頃、冬になると「い~しや~きいも~♪焼き芋~♪」と石焼き芋屋さんの歌声が響いていたのを思い出します。
いまでは石焼き芋機械がスーパーに置いてあって通年で買えるようになりました。流れている愉快でポップな曲を聞くと、思わずつられて口ずさんでしまうんですよ。
でき上がるまでもう少しの辛抱。甘酒をすすりながらストーブの揺らめく炎を見つめて待つとしましょう。
今回は加熱すると蜜がとろ~りと流れ出る茨城名産「紅はるか」なので、鉄鍋に入れて少し蒸し焼きに。
1.クッキングペーパーを敷いてお水を少々。
2.蓋をしてしてストーブに乗せてあとは待つだけ。たまにひっくり返します。
3.部屋中に甘~い香りが充満したらもうすぐできあがり。
4.最後にクッキングペーパーを外して焦げ目をつける。蜜ですぐに焦げるのね。
春の七草粥。土鍋「かまどさん」で炊いたらとっても時短だった。
御用始めから寒さがより一層増した気がします。
暦の上では1月20日が大寒ですが、これ以上の寒さがきたら耐えられるのだろうか、と心が折れそうな今日このごろです。
(振り返ると昨年もその前の年もこの頃になると毎年恒例の発言をしてるなあと思うのです)
さて、今日は1月7日、七草粥を食べると一年の健康と無病息災でいられる等々、昔から言われています。起源は諸説ありますが、鎌倉時代にまでさかのぼるとされています。
春の七草とは、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろを総称したもので、古来から春を呼ぶ野草として親しまれてきました。
なずなは別名ぺんぺん草。ぺんぺん草と言えば公園や道端でよく見かける植物です。茎を持って回すと太鼓のような音がなるあれです。子供の頃よく遊びました。
ちなみにすずなはカブ、すずしろは大根のことです。カブや大根と聞くと、ぐっと親近感が湧きますね。
春の七草の覚え方は、短歌の5.7.5.7.7でテンポよく♪
せり・なずな
ごぎょう・はこべら・ほとけのざ
すずな・すずしろ
はるのななくさ
緑黄野菜の一種でもある七草は、野菜不足になりがちな冬場の貴重な栄養源として、また正月で疲れた胃の消化を助け、心身共に温まる調和のとれた健康食材として現在も高く評価されています。
私も先人の知恵を借りて七草粥を食べよう!そう思って七草粥キットを購入して作ってみました。
お気入りの土鍋を使って、キットの裏面に書いてあるレシピを見ながらクッキング開始です。
お米を洗って土鍋に入れだし汁を投入。レシピには昆布だしと書いてありましたが、アレンジ好きの私はあえての鶏ガラを入れました。
土鍋でお粥を炊いてる間に七草の準備。水でよく洗い、さっと湯通しします。
七草を子供の頃以来?いや、まじまじと目にしたのは始めてかもしれません。
ひょろひょろしてるものや葉の表面が白っぽいもの、どの草も個性たっぷりで可愛らしいのです。
湯通して細かく刻んだ七草は、癖があるといえばそれまでですが、春の早朝、新緑が生える原生林にいるような青々とした良い香りがします。
鮮やかな緑に生まれ変わった七草たちをふつふつと炊けたお粥の中に入れて出来上がり。
さて一口、うん!うまい!うまい!うまい!
寒さに耐えながら暖かい春を待つ植物の青々とした七草は、お粥と合わさってとても優しい味でした。
お正月の暴飲暴食で疲れ切った胃腸や、厳しい寒さも七草粥のおかげで回復して乗り切れそうです。
ごちそうさまでした!
旅する曲げわっぱ「駅弁と言えばまずこれ!」横浜崎陽軒のシウマイ弁当
横浜 赤レンガ倉庫
7月16日は駅弁記念日。
駅弁の歴史を紐解くと、明治18年に栃木県宇都宮駅で販売された「汽車辨當(べんとう)」という握り飯2個とたくあんを竹の皮につつんだ弁当がはじまりと言われている。いまでは日本各地でその土地ならではの駅弁が販売されて、いまでは2,000種類以上あるとも。
そんな各地の駅弁を手作りして曲げわっぱに詰めてみたら、その土地に電車旅に行った気持ちになるかな?という思いを馳せて「旅する曲げわっぱ」を始めてみました。第一回は日本一売れている駅弁といえばあまりにも有名な神奈川県横浜駅のシウマイ弁当。崎陽軒の赤い箱のシュウマイは誰もが食べたことがあるなつかしの味ですね。
崎陽軒のシウマイ弁当
1954年(昭和29年)、「横浜ならではの駅弁をつくりたい」という思いから、シウマイの妹分として登場。
崎陽軒の“冷めてもおいしい”へのこだわりが詰まったこのお弁当は、発売以来多くの方に親しまれ、近年はその食べ方の流儀も話題になっています。
引用:崎陽軒公式ページ
それでは、駅弁の旅にGO!GO!トレイン!
さっそく作ってみました!
材料
お弁当の中身は以下のとおり、さすが充実しています。
・シウマイ
・厚焼きたまご
・鮪の漬け焼(メカジキで代用)
・かまぼこ
・鶏の唐揚げ
・筍煮(市販のもの)
・杏の甘煮(干しあんず)
・切り昆布(市販のもの)
・千切り生姜
・俵型ごはん
・青小梅
今回は市販の青小梅が見つからず、やや青みが残った甲州小梅を使用しました。
レシピ
まずは主役の
『シウマイ』から
・豚ひき肉 250g
・玉ねぎ 大1/2
・ホタテの缶詰 汁ごと1缶
・調味料
オイスターソース 大さじ1
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ1
酒 大さじ1
鶏がらスープの素 小さじ1強
すりおろし生姜 小さじ1
・ごま油 小さじ2
・片栗粉 大さじ1
・グリンピース
・焼売の皮 30枚
1. 玉ねぎをみじん切りにし、ボウルに入れ片栗粉をまぶしておく。
2. さらに豚ひき肉、ホタテの缶詰(汁ごと)、調味料を入れてよく混ぜる。最後にごま油を混ぜ合わせる。
3. 焼売の皮に具をのせて包む。
4. グリンピースを乗せる。少し押し入れる感じで。
5. 10分ほど蒸して、完成。
次にお弁当の名脇役
『厚焼きたまご』
・卵 3個
・砂糖 大さじ1と1/2
・醤油 小さじ1
・サラダ油 適量
1. ボウルに卵と調味料を入れて混ぜる。
2. よく熱した卵焼き用のフライパンにサラダ油をひき、フライパンに卵液を1/4ほど流し込み、大きく混ぜる。
3. 片方に寄せて、形を整えてひっくり返す。
4. 残りの卵液も同じように流し込み、焼いていく。
『鮪の漬け焼』
近所の魚屋さんにマグロを買いに行くと、お店のおばさんが「こっちのほうが美味しいよ」とすすめてきたメカジキの照り焼きで代用しました。
メカジキ
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ1と1/2
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
サラダ油 適量
1. フライパンにサラダ油を入れ、メカジキを焼く。
2. メカジキが焼けたら、調味料を入れて、中火で煮詰める。
3. タレがとろりとしたらできあがり。
いつもはお弁当の主役のはずなのにシウマイに主役を奪われた
『鶏の唐揚げ』
・鶏モモ肉 1枚~2枚
・酒 適量
・醤油 適量
・すりおろし生姜 小さじ1
・片栗粉
1. 鶏肉を一口大の大きさに切る。
2. ボウルに鶏肉を入れて酒と醤油を入れ、よくもみ、30分漬け込む。
3. タレをきって、片栗粉をまぶす。
4. 中温の油で揚げる。
『俵型ごはん』
崎陽軒のシウマイ弁当でおなじみの黒ごまと青小梅が添えられた俵型ごはん。崎陽軒のシウマイ弁当は、栃木産コシヒカリと山形産はえぬきのブレンドが使用されているとのこと。
今回は冷めてもおいしい茨城産コシヒカリを使用しました。やや粘りがあって甘くておいしいお米でお弁当用にもおすすめです。
『青小梅』
お弁当の小梅といえば赤色ですが、崎陽軒は青色。梅干しではなくカリカリ梅ですね。
崎陽軒さんに聞いてみたところ、当初より青小梅を添えており、ずっと変えていないスタイルとのこと。
完成
おかずが11品と多くてけっこう手間がかかりましたが、なんとか再現できました。おかずが豊富だと、弁当を食べているときのうれしい顔を想像しちゃいますね。
いまではスーパーでお馴染みの赤い箱のシュウマイですが、崎陽軒が冷めても美味しいシュウマイを開発したのは昭和のはじめのこと。美味しさが変わらないように当時より自然の調味料のみで作る伝統が守られているのは安心ですね。
そんな手軽に購入できる赤い箱のシュウマイをささっと詰めてお弁当にするのもおすすめです。
使用した曲げわっぱ弁当箱は秋田大館のりょうび庵で手作りされる伝統工芸品の
「こばん弁当箱」です。ご飯やおかずの湿気をほどよく吸って、美味しさをずっと保ってくれる秋田杉の曲げわっぱが、旅弁当の気分を高めてくれます。
記事で紹介した商品『りょうび庵 曲げわっぱ弁当』は下記の店舗で取り扱っています。
気軽に草花を飾ってみる「おうちでお花見。小さなガラス花瓶に桜を生けるコツ」
東京では先週桜の開花宣言がされ、関東では3月後半に桜の見頃を迎えるそうです。天気のいい日に外で桜を見ながらお散歩もいいですが、家の中でも春の訪れを感じたいなと思い桜を生けて飾ってみました。
手持ちの花瓶がどれも小さめのものなので、丈の長い枝ものを生けるのは難しそうだななんて思いつつ試行錯誤しながら生けてみたのでご紹介します。
生ける前に花瓶の下準備。
今回使った花瓶はSKRUFのROベース。幅10cm高さ10cmくらいのガラスのフラワーベースです。
生けてからの水質を保ち桜が長持ちするように、花瓶をしっかり洗います。ROベースは口が広くて底が浅いからとっても洗いやすく花瓶の中を清潔に保ちやすいのが嬉しいポイント。きれいになったら準備完了!
まずは枝のカットから。
太い枝から、大まかに同じくらいの長さに切り分けていきます。それから花瓶にさしてみたり添えてみたりして「どういうふうに生けようかなあ」「この枝どっち向けようかなあ」なんて出来上がりをイメージしながらどれくらいカットするのかを決めていきます。
今回は準備した桜が少し長めだったので、花瓶のサイズに合わせて全体的に短めにカットしました。ある程度カットできたらいよいよ花瓶に生けていきます。
何も考えずにそのまま生けてみると、ROベースの底が浅く花瓶の中の空間が広いので枝が倒れて広がってしまいました・・・。難しい・・・。
どうしようかななんて考えながら、斜めにカットした枝の切断面を花瓶の壁に引っ掛けるようにいろいろな角度から放射線状に挿してみると・・・
キュッと枝が支え合って広がることなくきれいに生けることができました!
枝が少ないとまた広がってしまったので、多めの枝を準備したほうが支えが増えてうまくまとまりますよ。
小さな花瓶は長い枝ものを生けるには向いてないかなと思いましたが、コツを掴んでうまく生けられればコンパクトで飾りやすいサイズ感ですし、お部屋の雰囲気をちょっと変えたいときにはこれくらいの花瓶がぴったりですね。
お家にいる時間が多い今日このごろ、今年はお家の中で自分の生けた桜でお花見なんていかかですか?
記事で紹介した商品『SKRUF フラワーベース』は下記の店舗で取り扱っています。
年末年始の営業について
オンラインショップは休まず出荷します
平素より当店をご利用くださいまして誠にありがとうございます。
くらすかたちオンラインショップは年中無休で営業しております。一部の商品を除きご注文の翌日までに発送しますので、お休み中もお買いものをお楽しみくださいませ。また、メールでのお問い合わせにつきましては24時間以内のご返信となりますので、何とぞよろしくお願いします。
アトリエ青海舎は12月28日から1月5日までを年末年始の休業日とさせていただきます。令和2年も引き続きご愛顧のほどよろしくお願いします。
移転とアトリエ青海舎開設のお知らせ
先月に弊社は事務所兼倉庫を千葉県印西市に移しまして、同時に、東京藝大取手キャンパス近くにアトリエ青海舎を開設しました。
取手のこの近辺には自然が多く残り、仕事をするのも忘れてしまいそうな静かな環境で、ものづくりに向き合うには格好のエリアです。藝大出身の作家さんのアトリエも点在すると聞きますし、お隣りにも作家さんご夫婦が住んでいらっしゃいます。
当アトリエは築50年ということでとにかく寒いのです。すぐにも炬燵かはんてんの導入が望まれますが、「昔の家はこんなに寒かったのか」とブツブツ言いながら、ウールブランケットで底冷えの寒さを耐えしのいでいます。
今後はくらしのかたちを研究しながら、作り手さんとお客様をつなぐ繋ぎ手として、また伝え手として、いろいろと変わったことをやっていこうと考えています。
くらすかたちのほうも新しくなっていきますので、どうかよろしくお願いします。
伝え手 クボジュン