くらすかたち あたらしいと、なつかしいがつながる暮らし

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かんたんミモザのリースづくり。そろそろミモザが咲き終わる4月です。

ミモザを手のひらサイズ15センチ程で枝をカット

立春を過ぎた頃から春の訪れを告げるように咲き始める黄色いポンポンがなんとも愛らしいミモザ。日差しが暖かくなるとともに無彩色の冬から色を取り戻すように黄色の面積を広げ、ふわふわのもりもりに。

全身で「春がやってきたよー!」とお知らせしてくれているようで私はこの花が大好きです。アトリエには立派なミモザが咲いているので、事務所のあちらこちらで眺めてはうっとり仕事の手がとまることもしばしば、、、。もっと長らく見ていたいけど、とうとう今年も見納めのようです。
来年も綺麗に花を咲かせてもらうため剪定が必須なのですが、せっかく残ってる花を余すことなく最後まで楽しむためにスタッフみんなでミモザのリースのワークショップを行ってみることに!

さて、張り切って準備といきたいところですが、みんなリース作り初心者なのでまずはランチをしながら動画で勉強会。パスパス切っては重ねていく出際の良いフローリストさんを見て「なんかわたしたちにもできる気がする!」と自信をもっていざチャレンジ!

手始めに必要なものを準備

・ミモザ(お好きなだけ)
・リースの土台(今回は直径20cmと25cmを使用)
・花ばさみ
・ワイヤー
・麻ひも(リースを飾るため)

モザを手のひらサイズ15センチ程で枝をカット
①手のひらサイズ15センチ程で枝をカット。
このとき、花とグリーンでだいたい分けておくとリースの全体のバランスが組みやすいです。

ワイヤー
②長いワイヤーは段ボールの切れ端などにぐるぐると巻きつけておきましょう。
(point) リースの中を通すので小ぶりの方が便利です。

ミモザをリースの土台に巻き付けていきます
③いざ!切り分けたミモザ2〜3束をバランスを見て葉と組み合わせながら②のワイヤーでぐるぐるとリースの土台に巻き付けていきます。これを時計回りに葉の向きを揃えながら繰り返し行います。
(point) ミモザは乾燥するとギュッと縮んでボリュームダウンするのでたっぷりと使って、完成の想像図よりモサモサにしていきます。


④一周したら巻き始めに合わせて巻き終わりもぐるぐる。
全体のバランスを見てスカスカな部分に花や葉を刺していきます。


⑤麻紐を通して飾る用のわっかを作ります。
(point) たまたま手元に素敵な布があったので、ビリビリっと割いて結んでみるとたちまち可愛いリボンに。お好きなアイテムで装飾するとより愛着がわくこと間違いなしです。


⑥全体の形を丸くなるように手で整えたら完成!

花も終わりかけで少々グリーンが多くなりましたが「初夏を感じるこの時期には爽やかでいいよね」なんてワイワイできるのもワークショップの醍醐味ですよね。

次回はユーカリなどと組み合わせてみようかななんて来年の春にまた一つ楽しみが増えました。
ミモザのリース完成

「さてどこに飾ろうかな。」

春は想像よりとても短いですから。ぜひあなただけのリースを作って存分に春を満喫してみてくださいね。

気軽に草花を飾ってみる「小さなラトビアの手編みかごにミモザを活ける」

pinumu pasaule かごとミモザ

3月に入り関東では平年より温かい日が続くなど、いよいよ春の訪れが感じられます。

旧暦では3月は弥生と呼びますが、由来は草木がいよいよ生い茂る月(木草弥生い茂る月)が縮まったと言われています。そして3月は他にも花月、花見月、桜月、桃月などたくさんの呼び名があります。暖かくなり、桜や桃といった花々を愛でるこの季節を待ち望んでいたのは今も昔も変わらないようですね。

日本の春の花といえば、桜、桃、菜の花が真っ先に思いつきますが、イタリアでは「春の訪れを告げる花」といえばミモザ。3月8日の国際女性デー(International Women’s Day)は「ミモザの日」とも呼ばれ、男性が日頃の感謝を込めて女性たちへミモザの花を贈る習慣があるんですね。
また、フランスのコート・ダジュールでも毎年2月末に「ミモザ祭り」があり、街中がミモザの黄色と優しい香りに包まれるそうです。

ミモザのひとつひとつが黄色いぽんぽんのようなかわいらしい花は、まるで空から明るく照らしてくれる太陽みたいで元気になりますね。

pinumu pasaule やなぎの花かご mimosa ミモザ

ラトビアのかごの中にジャムの空き瓶を入れてミモザを生ければ、簡単に趣きのあるフラワーアレンジメントのできあがり。

かごいっぱいに春を摘んできた気分になりますね♪

pinumu_pasaule ミモザをやなぎのかごに生ける

 

 

記事で紹介した商品『PinumuPasauleの手編みカゴ』は下記の店舗で取り扱っています。

気軽に草花を飾ってみる「おうちで育てる春球根の植え付け。marimekkoの食器を植木鉢にアレンジ」

marimekko シイルトラプータルハ ボウルに球根を植える

Spring is the time of plans and projects.
春は企画と計画の時期である。

ロシアの小説家レフ・トルストイの言葉です。そう、何かを始めたくなるのがこの季節。暖かくなってきたこの時期にあった言葉ですね。

私も殺風景な部屋をすこし明るくしたいなあ、と思いましたのでお花屋さんでムスカリの芽出し球根を買ってきました。

ムスカリの花言葉はいくつかありますが、よく言われるのが

「明るい未来」

これまた春にピッタリ!前向きな言葉に元気をもらえますね。

水耕栽培でも十分に育てられますが、今回は雪が解けて新しく植物が芽吹いたイメージで水苔などで使用して植え付けてみます。

材料
・お好みの芽出し球根(今回はムスカリとヒヤシンス)
・お気に入りのボウル
・水苔(ひたひたの水に浸して十分に水分を含ませます)
・土(培養土)
・軽石

まずは球根の根を優しく洗ってあげましょう。

お気に入りのボウルの中に軽石を敷きます。

今回使用したのは、マリメッコのシイルトラプータルハというシリーズの500mlボウル。シイルトラプータルハとは「市民菜園」を意味しますが、目まぐるしい都会から花や野菜の実る市民菜園への旅を描いた2009年発表の作品です。モノトーンの線中心のデザインが、植物の緑を引き立てます。

鉢底石

ボウルは水が抜けないので土の下に軽石を敷くことで排水性、通気性が高まり根腐れを防止します。今回は市販の木炭入りのゼオライトです。

その上に土を入れて、根が馴染むように球根を置きます。(球根を土に埋め込みすぎると根腐れを起こしてしまうので購入した時と同じ高さにしましょう)

最後に球根の周りの土を隠すように水苔を乗せ慣らして完成♪

マリメッコのカップに

マリメッコのボウルにムスカリ

ボウルが小さなお庭のようで、部屋に置けば一気に春めいたようになりました。

すでに花がついていれば2~3週間楽しめますよ。
普段、植物にふれることがなかった方もプチガーデニング、始めてみませんか?

グラスやガラスの器にも似合います

手軽に楽しんだ後には枯れて球根だけになりますが、そのままお庭やプランターに植え替えておけば、来春も芽が出て楽しめます。

庭のむすかり

ムスカリは毎年球根ごと植え直して楽しめます

 

記事で紹介した商品『marimekko シイルトラプータルハ ボウル』は下記の店舗で取り扱っています。

3月3日は桃の節句。 桃にちなんで「桃太郎」はいかがでしょうか?

Miller Goodman シェイプメーカー

日本ではもっともメジャーな昔話ですが、ざっくり内容をおさらいしてみたいと思います。

ShapeMakerで桃太郎 ももたろう

桃から生まれた「桃太郎」が、おじいさんとおばあさんに育てられ成長し、やがて鬼退治へと出かけていく物語です。一般的な話(鬼退治に成功して鬼の財宝を持って帰還する)は明治時代から語り継がれているそうです。

Miller Goodman Play Shapesでモンキー

♪桃太郎さん、桃太郎さん、お腰につけたきび団子、ひとつわたしにくださいな
♪やりましょう、やりましょう、これから鬼のせいばいに、ついて行くならやりましょう

なつかしいですね。子供の頃、お遊戯会などで劇を演じた人も多いのではないでしょうか?口ずさんでみれば、桃太郎が犬やキジ、猿をひき連れて春風が吹く中、鬼ヶ島へ続く道を颯爽と歩く姿が思い浮かびます。

 

今回はMiller Goodman(ミラーグッドマン)の積み木をつかって登場人物、動物などをつくり、ひとコマずつ少しずつ動かして撮影するいわゆるストップモーションで桃太郎の物語をつくってみました。

ブロックだけでどれだけ表現できるのか、いささか未知の挑戦で不安でしたが、つくりはじめてみると…ほうほう!いいねえ!これは面白い!ここも積み木でつくってみよう!と、気がついたら夢中で積み木を並べている大人たちがいました。

使用したMiller Goodmanの木製ブロックは、イギリスの南海岸にあるブライトンで活動するZoe Miller(デザイナー ゾーイ・ミラー)とDavid Goodman(デイヴィッド・グッドマン)のデザインチームによってつくられたブロック玩具です。

Miller Goodman Shape Maker

今回は、Shape Maker(シェイプメーカー)とPlay Shapes(プレイシェイプ)の2種類のブロックセットを用いて撮影しています。

ShapeMakerは、4cm角の木製キューブが25個からなります。一つの立方体の面(6面)の柄が一面ずつ異なっていて、その組み合わせを変えることで人の顔や動物、風景などをつくって遊びます。縦横に積み上げて積み木のインテリアとしても楽しめますよ。動画の中にふたつのShape Maker(シェイプメーカー)を使ったキャラクターがいますので探してみてくださいね。

 

Miller Goodman Play Shapes

かわってPlay Shapes(プレイシェイプ)は、74個の様々なかたちのブロックを組み合わせて楽しむ玩具です。立たせて立体的空間デザインをつくってもよし、ドミノのパーツとして並べて倒してみたり、遊び方は無限大です!付属の布袋がついているので遊び終わったあと、箱の中に入れなおすことなく、さっと片付けられるのが嬉しいですね。

 

たまには童心に帰って自分だけの作品づくりに没頭してみるのも、いとをかし。

今度は浦島太郎に挑戦してみようかしら♪

 

記事で紹介した商品『Miller Goodman』は下記の店舗で取り扱っています。

ひな人形、飾ってますか??親の私も気分があがるひな祭り

ひな祭り

立春を過ぎた大安に飾るとよいとされるので、私の家では2月5日の大安(ばっちり!)から見守っていただいてます♪
オルゴール付きでネジを回すとひな祭りの歌が流れるのですが、娘が気に入って何度も聞いて踊ってはネジをまわしていますので、お雛さまたちも楽しそうに見えるんです。

ごちそうが食べられる!
子どもの頃の名残りで親の私も気分があがるのがひな祭り🎎
エビやレンコン、いくら、錦糸卵が散りばめられたちらし寿司、はまぐりのお吸物が食卓に でると気分は今日の主役です!

さらに波佐見焼「OKUIZOME」のお膳食器に盛り付ければ特別感が増し、ひな祭りムードが 引き立ちます。波佐見焼の優しい風合いが料理の彩りを邪魔しないので集中して食事がで きますね。

ひなまつり離乳食

初節句

たくさん食べて大きくな〜れ!

波佐見焼 お食い初めセット

記事で紹介した商品「OKUIZOME」は下記の店舗で取り扱っています。

2月22日は猫の日。季節の変わり目はお部屋でゆっくりとブラッシングマッサージ。

にゃん、にゃん、にゃん。

もうすっかり定着してますね。
そう、2月22日は「ねこの日」です。

ねこちゃんはグルーミング(毛づくろい)が大好きです!

 

 

グルーミングを行うとねこちゃん自身の健康管理だけでなく、毛をすくって体温調整にもなります。ブラシを使ってグルーミングによるスキンシップを取ることでお互いのコミュニケーションを図ることができると考えられているそうです。

 

ドイツレデッカー社のキャットブラシは、握ると手にしっくりと馴染むブラシであることに気づきます。ハンドメイドで作られた天然木の柄だから優しい握りごこち、というだけでなく、軽くてやや小さめのサイズ感もあいまってよくできています。

レデッカー キャットブラシ

実はキャットブラシといいながら、このブラシの原型は幼児用のヘアブラシが元になっているんですよ。幼児用ヘアブラシのボディをそのまま流用しているため、大人の手で握って子供の髪をとかしやすいサイズ感に、取り回しよく感じるのですね。

もちろん植毛は猫の毛にあわせて、やや柔らかめのコシの豚毛を選んでいるのでヘアブラシのそれとは異なり、だけどいわゆる金属製のスリッカーブラシとはブラッシングする方向も肌当たりもぜんぜん違うんですね。

日常で使うヘアブラシのかたちが、やさしいグルーミングにはうってつけなのでしょう。手でなでているのとおなじ感触がねこちゃんにも伝わるのか、実際、ほかのブラシでは嫌がってブラッシングさせてくれないねこちゃんもこのブラシだとゴロゴロと喉を鳴らして、気持ちよさそうにグルーミングさせてくれるのですよね。

ねこちゃんのリラックスしたゴロゴロ声、聞きたいです~。

その声、その表情をもらったら、私はもう何もいらないですっ

 

エキゾチックショートヘアの猫ちゃんの写真は @niwatoriccoco さんから、はぐり(HAGURI)ちゃんの写真をお借りしています。ありがとうございます!

とっても気持ち良さそうで、可愛いですね。

 

記事で紹介した商品『レデッカーキャットブラシ』は下記の店舗で取り扱っています。

 

天候によって結晶が変化する不思議なストームグラス Tempo Drop

tempodrop テンポドロップ

今月4日に関東では春一番が吹きました。
去年より18日も早い発表となり、観測史上もっとも早い記録として更新されたそうです!
家のビオラも昨年の9月に種を蒔いたものがようやく小さな花を咲かせ、待ってました!と連日のポカポカ陽気を喜んでいるようです。

さて、2月18日は二十四節気の雨水(うすい)。
雪や氷が解けて水となり、雪に代わって雨が降りはじめるころ、という意味があります。
今回はそんな雨水という言葉にちなんで水の滴りやしずくを連想しましたので、Tempo Drop(テンポドロップ)を飾ってみました。

tempodrop テンポドロップ

これは天気によって中の結晶の形態が変わる不思議なインテリアオブジェです。かたちがコロンとしていてかわいいので贈り物にも最適ですね。
結晶化現象はくわしく解明されていませんが、気象状況によって状態が変わると言われています。

晴れの日

結晶が沈んで、液体が透明になる。

雨の日

小さな結晶がたくさん浮遊する。

嵐の日

液体の表面に大きな葉っぱの形の結晶ができる。

その他

とても暑い日には澄み切った液体になり、逆に雪の日や寒い日には結晶が高い位置まで積もり、液体が白濁する。

テンポドロップ フレンチブル

何かを「観察」するの、何十年ぶりだろう。変化を目にしたときのワクワク感が蘇ってきますね♪

このTempo Dropは、17世紀のヨーロッパで航海の際に使われた「ストームグラス」を元につくられました。ストームグラスはとても古くからある気象観測機器です。もっとも、船に乗ることを仕事にしていた人々などは、天気をできるだけ正確に予想しなければ命の危険さえあるので、現在のようにテレビやスマホですぐに天気予報がわからなかった時代には大変重要なものだったんですね。

そういえば、幼い時に遊んだ「靴飛ばし」。これで私たちも天気の予想をしてたなあ、とふいに思い出しました。

「あ~した 天気に な~あれ!」

その掛け声とともに靴を飛ばして、靴が表側なら晴れ、裏側なら雨になる。
子供だって雨では外で思いっきり遊べないのが嫌なので、裏側になっちゃったからもう一回!と、表側になるまで何度も靴を蹴って遊んだなあ。次の日が本当に晴れると予想的中!とても嬉しかったのを覚えています。

Tempo Dropの観察は、新しい発見を得ただけでなく、忘れかけていたなつかしい思い出も振り返ることができました。

 

記事で紹介した商品『Tempo Drop』は下記の店舗で取り扱っています。

旅行の朝ごはんはどうしてあんなに美味しいのだろう?

旅行の朝ごはん

旅行の朝ごはんはどうしてあんなに美味しいのか、いつも不思議に思う

大人になっても楽しみなのは変わらない

旅行に行くと、朝ごはんが待ち遠しい。
幼いころからそうであった。

旅行のわたしの朝は早い。
歯を磨き、着替えを終えてスタンバイOK。
いまかいまかと朝食を待つ。
「ごはんまだー?」と母に聞いてみれば、
「まだまだ早いよー」と笑って返ってくるのがいつものパターン。

ふだんなら朝寝坊で布団からなかなか出られないのに、
旅先では朝からテンションが違う。

母に促されてカーテンを開け、カラカラカラーと窓を全開にし、
すこし肌寒いけど、木と土と水の清々しい匂いをからだいっぱいに吸い込む。

木々の隙間から目に飛び込んでくる朝日。
いつもよりもキラキラと輝いて、その眩しさに目を細めながら
頬に伝わる太陽の温度を確かめてみた。

「そろそろお父さんとお兄ちゃん起こしてきてね。」
いつものようにパタパタと化粧を始めた母からわたしに命令が下り、
布団にくるまる二人の上にダイブする。

「朝だよー!おっきろー!」
けっきょくなかなか起きない二人の布団をつかみとり強制的に起床。
「もう降参。」と父と兄は目をこすりながらはだけた浴衣姿で洗面所へ向かった。
「旅行ではいつもだね。」と微笑む母に
「とっくに仕度を済ませているわたしのほうが偉いでしょ?」
と目配せしてみせた。

すると。

待ってましたのひと言

「朝食をお持ししました~」
ふすまの向こうから仲居さんの1オクターブ高い声が聞こえた。

待ってましたと大はしゃぎしたい気持ちを抑え、
「おはようございます」と行儀のいいお客様のふりをした。

それでもにんまりが止まらない。
だって仲居さんの笑顔に「おなか空いたでしょう。いっぱい食べてね」が込められていたのだ。

そして仲居さんのすぐ後を追って入ってくるのがたくさんの香り、香り、香り!

パチパチする炭火で焼いた魚の香ばしさ。
ワカメと豆腐の入った濃厚でほろ苦いお味噌汁の香り。
玉子焼きからは何層にも巻かれた黄色いスイーツのような甘い香りが。
そして磯の香りと交じる甘じょっぱい味のりの風味。
みずみずしいお新香と、ねばねば納豆。

手際よくおかずたちが配膳され、いよいよ主役が登場する。

「たくさん食べてくださいね~」
そう言って、仲居さんはおひつを母の横に置き部屋を出ていった。

もう、もう待ちきれない!

おひつの蓋をあけると湯気とともに艶やかなごはんがジャジャーンと現れ、
甘く温かい香りが部屋いっぱいに広がった。

まるで玉手箱。浦島太郎はそれを開けてしわくちゃのおじいさんになってしまったけど、これは違う。

おひつから母がしゃもじでほわりほわりと優しくかき混ぜ、お茶碗によそう

母がしゃもじでほわりほわりと優しくかき混ぜ、みんなに受け渡す。
茶碗に盛られるとホカホカと蒸気が立って、お米はいっそう輝いて見えた。

すべてが揃い皆で手を合わせる。
「いただきます!」
「ほらぁ、ゆっくり食べなさいよ~」
母の声も聞き流し、ふかふかの干したての布団のような柔らかいごはんを口いっぱいに頬ばった。
入れすぎではふはふする顔をみて「言わんこっちゃない」と呆れて笑う母。

朝ごはんを食べながら1日の予定をみんなで確認すれば
「わーい!やったー!イェイイェイ♪」
うれしくて口の中にごはんを頬ばりながら喜びの舞。
3人が口をそろえてひと言、
「座って食べな!」
まるでコントのようなやりとりも旅の思い出のひとつだった。

あっという間の完食。

おひつに用意されたごはんはいつも家で炊く量よりも、
それははるかに多いはずなのに、あっという間になくなってしまった。

旅行になるとおかわりが進むのは本当に不思議である。

少し苦めだろうなと思わせる深緑の緑茶をすすり、
「ふうー、食べた、食べた。」とお腹をさすって父の真似ごとをしてみた。

そしてまた手を合わせて、
「ご馳走さまでした、ふうー。」

旅行の朝ごはんは、どうしてこんなに美味しいのだろう。

秋に読むおすすめ絵本『キツネと星』

大きな森の奥深くに住む、ひとりぼっちの小さなキツネと夜空に輝くひとつの星の心あたたまる物語です。
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創業大正15年、加古川の老舗ブラシメーカーの洋服ブラシ

Shoji works (@shoji_works)カシミヤ用洋服ブラシ

 

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